

ディープエッチングとは、普通のエッチングやアクアチントのように、版に凹凸のざらざら面を付ける事によって黒い調子をだそうというのではなくて、ただ単に「ざーっと」深く、広い面積を腐蝕して彫ってしまおう!という技法です。
腐蝕された面は、最初の銅版の面より1段深く彫り下げられます。
そこにインクをつめると、エッジの部分は深さに応じてインクがひっかかります。
また、ざーっと真平らに彫り下げられた部分は、アクアチントが軽くかけられたような薄いグレーの油膜がつきます。
これは、銅を彫り下げると銅の繊維(?)のような筋が少し出てくるため、最初の銅版の面よりもすこしグレーっぽくなるのです。
銅の腐蝕の深さに合わせて、刷りとる紙の方も刻印されへっこみますから、この技法はかなりインパクトのある強い調子になります。
ディープエッチングを使うと、ちょっと写真で言うソラリゼーションのような効果を出すことができます。
さて、実はディープエッチングはとっても簡単!
彫り下げたくないところを黒にすやグランドなどで止めます。
そして・・・
あとは腐蝕液に突っ込む!!
たったこれだけ。(笑)
ただし、ディープエッチングはエッジの所を深くするためには、だいぶ長時間腐蝕液に浸けておかなくてはいけません。何分、というより何時間、ていう感覚です。
ただし、彫りすぎた時には、もう取り返しがつきません。うっかり忘れて一日浸けて、銅版に裏まで穴が開いちゃったということも良くあることですから・・・
自分の作品で、どのような効果が出したいのか、どの場所にどのくらいの深さが適切なのか、よ〜〜く考えてから行ないましょう。
・・・・などなど、いろ〜〜んなやり方が考えられると思います。
また、このディープエッチングを利用した1版多色刷り・ヘイター法というのも有名です。
ヘイター法については、刷ってみよう!C.1版多色刷りを参照してくださいね〜

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