このページでは、銅版プレスを使ってコラグラフを作ることを前提に、説明します。

もちろん銅版プレスで木(木版で使うシナベニヤなど)を刷っても良いのですが、銅版プレスは木版プレスに比べてかなり圧が強力です。
したがって、ちょっと圧を強めにしたら、「バキッ!!」と木が割れてしまう可能性がありますし、圧を調節するのも結構やっかいです。
ある程度しなる弾力性があり、手軽に出来る素材と言うことで、白ボール紙が良いと思います。クリーニング屋さんがワイシャツの袋に入れてくれるあの紙、と言えばわかりやすいですね。(^^;)
白ボール紙だったら、カッターで切って手軽に好きな大きさの版が出来ますし、切り抜いてベタ版を作れます。ニスを塗っておけばまあまあ耐久性もあるということで、マチエールも作れますし、かなりお手軽です。
白ボール紙を使った紙版画の詳細は次のページ以降を参照して下さい。

ある程度弾力性があるということで、塩ビ版も良いと思います。
問題は、塩ピ版だと、表面がツルツルなので、リキテックス、ジェッソといった絵の具が定着しづらい(ぽろっとはげてしまう)ことです。紙ヤスリなどで表面を荒らしておけばある程度回避できますが、やや面倒なので、何らかの理由で白ボールなど紙版では出来ないことをやりたい、という場合のみ使うと良いでしょう。
紙版だと水性絵の具は使えないので、水性絵の具でコラグラフをやりたい、というときは良いかもしれないです。
コラグラフは「こういうやり方」と決まった技法があるわけではなく、作家の数だけ技法があると言われています。工夫次第で色々な版材が考えられるでしょう。